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ジャンルを問わず、小説(物語)には悪い人が出てくる確率が高い気がします。
私は人生であまり読書をしてこなかったので
胸クソの悪くなるような登場人物に対して耐性がないため、そういうキャラが苦手です。
むしろ、どうして小説には嫌な人が出てくるんだろう(嫌な人を書くんだろう)と
思っているぐらいでした。
でも、その疑問が先日解決したんです。一般文芸某賞の受賞作の評のおかげで。
「いい人だけを描いて すぐれた小説を作り上げるのは 相当難しい」
とある作家さんの言葉です。
それを読んで、もしかして私が抱いてきた不快感は
作家が楽なほうへ流れた結果なんじゃないか、と疑いたくなってしまいましたが、
結局は大勢の読者がそれを求めているという事であって、
私のような極一部の意見は利益のために黙殺されて当然なんでしょう。
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3/18 メールフォームご利用のかた
ダメ恋、読んでいただいてありがとうございます!
たしかにアサヒはいらない存在ですね。ご指摘を受けて納得です。
あれを書いていた頃は、小説には悪い人を出すものなんだ、と
妙な勘違いをしていた時期だったんです。
読み手としては上記の通り嫌なキャラが苦手なので、自分でも書かないようにしていて、
それでも登場させる時は善なのか悪なのか曖昧なキャラにしたり、憎めないキャラにしたり、
せいぜい一般人の出来心としてありえそうな範囲の小悪党、ぐらいで書いてきました。
というのは単なる言い訳で、蛇足になる、というのは本当にその通りだと思いました。
しかも、街コンを絡ませた話にしよう、という事ありきで書いていたせいで、
読者が求めている部分が完全に疎かになりました。
冒頭でお感じになったテンポの悪さも、それが原因っぽい気がします。
テーマと真正面から向き合わずに本筋から逃げた話だな、と今になって思います。
すさまじいカタルシスを書き切る実力は備わっていませんが、
そこに少しでも近づけるように書く事はできたかもしれないですよね。
力を入れて書かなければいけない部分を見誤りました。
銀次節みたいなもの、においましたでしょうか? だったら嬉しいです。
実は、これからも、もっともっと、におい立たせてゆきたい部分だったりします。
いただいたお言葉は本当に参考になる事ばかりで
感謝の気持ちをどうやって表したらよいかわからないのが悔しいです。
丁寧なご感想、本当にありがとうございました!
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